婚約指輪の歴史について

結婚の約束をした記念に男性から女性に贈られるものとして婚約指輪が有名ですが、この婚約したときにリングを渡す習慣は、かなり昔から行われていました。一番古い時代としては、古代ローマ時代から現在の婚約指輪に近いものがあったそうです。現在の婚約指輪は、プラチナや金などの金属にダイヤモンドをあしらったものが主流ですが、ローマ時代に贈られた指輪は、材質が鉄でできたものでした。2世紀頃になって、金を用いたリングが登場しました。

ダイヤモンドを用いたエンゲージリングが歴史に登場したのは、ダイヤモンドの研磨技術が確立された15世紀以降からです。歴史上ではダイヤモンドのエンゲージリングを贈ったのは、オーストリア出身の皇帝が最初といわれています。ダイヤモンドのエンゲージリングはかなり高価なものだったため、王家や貴族などの一部の人だけが贈ることができる特別なものでした。ダイヤモンドのエンゲージリングが一般の人たちにも普及したのは、19世紀頃からです。

日本では、婚約指輪の風習が普及してきたのは、明治の頃で一般庶民に間にも普及してきたのは、戦後だといわれています。1960年代ぐらいまでは、日本のエンゲージリングのほとんどが真珠や誕生石を用いたものが主流で、現在のダイヤモンドのエンゲージリングが普及してきたのは、1980年代以降だといわれています。現在でも、日本だけでなく世界各国でさまざまなエンゲージリングが贈られています。

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